相続体験記(5) お別れとお見送り

相続体験記

「その日」の翌日がお別れ(お通夜)の日、そして翌々日がお見送り(告別式兼初七日・火葬)の日でした。

お別れ(お通夜)の日:午前

こんにちは、ふぶさんです。

朝、新聞を確認すると、「お悔やみ欄」に父の名前も載っていました。
名前、年齢、通夜と告別式の場所と開始時間、喪主の名前を確認。ヨシ。

ふぶさん
ふぶさん

間違ってたら大変ですもんね。

実家の地域、特に年配の人は、マメに新聞のお悔やみ欄を見て、縁のある人の弔問に出かける習慣があります。うちの親も、お悔やみ欄の名前と短い住所を見ただけで、これは昔の同僚のお母さんだから行く、とかなんとか。

ふぶさん
ふぶさん

ふぶさんは東京で隣人の名前も知らない生活も長かったので、感心することしきり。

遠方(他県)の親族も到着、近所の人もお別れに来てくれます。
父との思い出話は母にまかせ、葬儀社の人と最終打合せです。

親族集合から、納棺・通夜、告別式(兼初七日)、出棺・火葬・収骨などの細かいタイムスケジュール会場や控室の位置、祭壇や供花の位置、親族席、焼香台など式場の見取り図等を確認。

また、喪主(親族代表)のあいさつの例文を渡され、式までに考えておいて下さいとのこと。

ふぶさん
ふぶさん

まあいいや。こういうのは仰々しい文言を紙に書いて読むより、その場で思ったこと言おう。

葬儀費用の内金(見積額の約半分)を支払い、これで式本番です。

お別れの日(お通夜)の日:午後

午後、父を自宅から式場へ運んでもらい、設営中の会場を見ます。
祭壇は白い花で美しく飾られ、カタログ写真のものより立派に見えました。
遺影と、戒名の書かれた位牌を据えると、

ふぶさん
ふぶさん

ああ、父のお葬式なんだ…

と、実感がわいてきました。

お別れ(お通夜)とお見送り(告別式兼初七日・火葬)

始まってしまえば、葬儀社で進めてくれる段取り通り、粛々と式をとり行っていきます。
告別式と初七日は一度にやってしまうことが多いそうで、各々の読経をしてもらいます。

もう数十年前、祖父や祖母の葬儀の時は、自宅に祭壇を組んで、近所の方にも手伝ってもらうスタイルで葬儀を行いましたので、父も母も大変だったと思います。
今回、葬儀社で大概のことはやってくれるし、家もいつものままでいいので楽でした。
またコロナ禍ということで会食もなし。

それでも、新聞のお悔やみ欄を見て、思いがけず懐かしい人が弔問にきてくれたりしました。
また入口に飾られた昔のスナップ写真を見ながら、なにやら思い出話をしている人たちもいました。

A市の火葬場は、祖父や祖母の時もここだったので、あちこち見覚えがあります。
控室では、久しぶりに会う親族といろいろ昔話や近況報告をしながら待ちます。
「埋葬許可証」は、なくしたら困るということで、遺骨の箱に一緒に入れてくれました。

そして父の遺骨が再び家に帰り、四十九日法要の時に墓地に埋葬するまで家にいます。

葬儀後の打合せ

葬儀を終えて、あらためて自宅で葬儀社の人と打合せです。

父の遺骨に手を合わせてお線香を手向け、みなさん大変お疲れさまでした。

ふぶさん
ふぶさん

無事に葬儀を終えても、まだまだやることはあり気は抜けません。

葬儀社から、役所等での諸手続き、費用の清算、および四十九日法要について案内されました。

ふぶさん
ふぶさん

基本的に、葬儀社でいろいろと面倒見てもらえるのはここまで。
あとは自分でこなしていく必要があります。

次回へ続きます。

※本記事では、固有名称は伏せつつ、できるだけ正確な記載に努めていますが、時期や地域等で事情は異なります。あくまでも一個人の事例と認識ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました