相続体験記(4) 葬儀の準備

相続体験記

未明の電話から始まった「その日」の午後からは、本格的に葬儀の準備に入りました。

昼:葬儀社と打合せ

こんにちは、ふぶさんです。

約束通りの時間、葬儀社の人が打ち合わせにやってきました。
葬儀場や火葬場、菩提寺とも調整し、通夜・告別式・火葬等の日程表を作ってきてくれました。
通夜は翌日の夕刻、告別式・火葬はそのまた翌日です。
明日の朝刊のお悔やみ欄でも会場と開始時刻が掲載されるとのこと。

「御葬儀申込書」の各項目についてカタログ等を見て説明を受けながら、位牌・祭壇・骨壺・棺・霊柩車等のランクや種類、生花や供物、マイクロバスのサイズ、料理・飲み物、喪服のレンタルや宿泊の有無、弔問客への返礼品等をどんどん決めていきます。

コロナ禍の波と波の谷間という状況だったので、会食はなしにして親族のみお弁当を持ち帰ってもらうことにしました。
新聞のお悔やみ欄を見て弔問に来てくれる人数がどれくらいになるのか読めないけれど、返礼品は余った分は返品できるということで、想定より多めに発注。
卒塔婆や供物など葬儀のパッケージに入っている項目は、葬儀会社の方で記入していきます。

そしてそれら明細を合計、見積金額の半分を内金としてお通夜の前に支払います。
父が生前に積み立ててあった分は差し引かれます。

ふぶさん
ふぶさん

それでも結構な金額になってしまいました。

そしてまた、菩提寺から戒名を頂くよう指示されました。
故人の人となりを伝えればそれに合う文字を戒名に入れてくれるし、また戒名のランクやお布施のシステムはお寺によって違うので、直接聞いてしまってもよい、とのこと。

ふぶさん
ふぶさん

ネットで調べると、実家のある地方は、比較的(戒名代が)高いらしい…。

結局、祖父や祖母の時と同程度のランクの戒名をお願いしました。

葬儀社の人は、夕方頃に再度来ることを約束し、いったん帰りました。

午後:親族との連絡、写真選びなど

葬儀の日程が決まったので、親族へ連絡です。
遠方だったり、仕事の都合があったり、小さい子供がいたり、またコロナに対する方針もそれぞれありますから、出席するかしないか、出席するとしたら何人でか、相談してもらいます。
そして親族の出席人数、供花の数、用意する食事(お弁当)の数などを集計

また、遺影にする写真や、式場の入り口に飾るスナップ写真等を選びます。

ふぶさん
ふぶさん

両親はスマホを持っておらず、写真は昔のカメラで撮ったものばかりです。

近場の親族も、昔の旅行の時などの写真を持ってきてくれました。
また、祖母の遺品のアルバムに父の若い頃の写真も何枚かあったので、黄ばんだ小さい写真をコンビニで拡大コピーして飾ってもらいました。
式場の人は、古い写真が逆に珍しかったのか「貴重な写真ですねえ」とか言ってくれました。

夕方:枕元に祭壇を設え

夕方になってまた、葬儀社の人が枕元に飾るお花などをもってきました。
父の枕元に小さな祭壇を設え、お花を飾り、お線香をあげられるようにしてくれました。

自治会の会長さんに訃報を伝えると、父と親しかった近所の方々がお別れに来てくれました。

最後の夜

今日は、未明の電話に始まって、怒涛の一日でした。

ふぶさん
ふぶさん

あんまり寝ていないけど、ぐっすり寝ようという気にもなれません…。

明日は通夜の会場に移動するので、この夜が、父が病院から帰って家で過ごす最後の夜になりました。

次回へ続きます。

※本記事では、固有名称は伏せつつ、できるだけ正確な記載に努めていますが、時期や地域等で事情は異なります。あくまでも一個人の事例と認識ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました