巷ではキラキラ女子による「リカ活」がブームです。
リカちゃんは今でもアニバーサリー特集等なにかと話題をふりまき、永遠の少女の心の友でありつづけるという、まさに昭和の怪物。
ふぶさんも、ン十年ぶりにまんまとハマりました。
リカちゃんとの出会いと卒業
こんにちは、ふぶさんです。
ふぶさんは幼い頃、お人形が大好きでした。もちろん人気の「リカちゃん人形」も持っていたのを覚えています。ふぶさんの親は子供のおもちゃをホイホイ買ってくれるタイプではなかったので、相当ねだりにねだったんだと思われます。
しかし、ふぶさんは小学校入学をきっかけにアッサリおもちゃを卒業。レゴやおままごとセットなどとともに、リカちゃん人形もお友達にあげたか捨てたかしたのでした。
ものごころついた頃にリカちゃんと出会い、卒業したのが6歳だとすると、リカちゃんとの生活はほんの2,3年だったはずです。が、リカちゃんはふぶさんの心にしっかりと爪痕を残していたのでした。
そしてン十年の月日が流れました。
ふぶさんは故郷を離れ、就職し、なんなら結婚もし、時代は平成から令和へと変わっていきます。
2018年頃:オサレなリカちゃん(タカラトミー)と再会
この頃、おしゃれな服を着たリカちゃんが大人女子に人気、というニュース記事をよく目にしました。
そこで地元の量販店で気まぐれにおもちゃ売り場をのぞいてみたら、それはそれはオサレなリカちゃんがいたのです。
親子で楽しめるリアルクローズファッションのリカちゃん。人気のライダースジャケットがピンク色で登場。フリル袖のブラウスや、星がらのチュチュスカートで、甘辛コーデの完成。ボストンミニバッグを斜め掛けしたら、おしゃれなカフェでアフタヌーン。
タカラトミー社 Webサイト<商品情報>「LD-17 リカビジュー ライダースキュート」より
これはヤバい。きゃわいい。人間でそんな恰好できる女いるう?
お値段は4000円ぐらい、大人買いできない額でははない。
しかしトシを考えろ、いや大人女子にだって人気らしいし…。
いったん売り場を離れ、そしてまた振り返り、ええい買ってしまえ!
そこからはなし崩しに、いろんな髪型のリカちゃんや、自分では着たこともないようなお洋服を、次々と買ってしまったのでした。
リカちゃんおそるべし。
当時買ったお人形やドレスはこちら。真ん中の子に「ライダースキュート」の服を着てもらいました。
いま量販店に並んでいるタカラトミー社のリカちゃんは中国製なんだそうです。「リカ活」においてはリカちゃんキャッスル社「リトルファクトリー」でひとつひとつ手作業でつくられる日本製リカちゃんにこだわるそうですが、量販店のリカちゃんも充分カワイイし、自分はニワカで上等、ゆるいスタンスでいいやと思っていました。
2020年頃:リカちゃん(キャッスル)に手を出す
この頃、世界の歴史に残る異常事態が発生。
まさかこの時代に伝染病が大流行するとは…。
趣味もインドアに限られ、買い物もネット通販が多用されるようになりました。
リカちゃんキャッスル社「リトルファクトリー」も楽天市場に出店し、ぐっと入手しやすくなります。
ハイもうお分かりですね。
日本製リカちゃんをポチりました。さらに勢いで付け替えの稼働ボディ(アゾンピュアニーモ)もポチりましたとも。
右の子は稼働ボディに付替えてポーズ。左の健康肌ちゃんは肌色が合わないので本来のボディ。
やっぱり動きが出ると、命が吹き込まれるようですねえ。
永遠の少女たちがハマるわけだわあ。
2021年頃:ドール服を自作し始め、お人形さらに増える
コロナは1年たってもおさまりません。
お人形の服って、なんなら人形本体より高かったりするよなあ…と、押入れからお裁縫箱とミシンを引っ張り出しました。お裁縫に関しては義務教育(家庭科)以上の知識はなく、ミシンは引越しの時にカーテンの裾上げに使って以来しまいっぱなし、お裁縫箱は数年に1度ボタンが取れた時に使う程度です。
初心者のドール服作りには、端を切りっぱなしでいいフェルトが簡単、…とかいうのをどこかで見かけ、型紙つきの本を買い、百均のフェルトで作った初作品がこちら。
参考にしたのは「てぬいのドール・コーディネイト・レシピ すぐできるフェルトのお洋服」関口妙子(グラフィック社)。
いやカワイイじゃん! と思うんですけどねえ…。 ……。
…カワイイけどモッサリしたフェルトの次は、やっぱステキな柄のシュッとした布で作ってみたくなりますよね。お人形サイズのハギレなら生地も安いみたいだし…
と、うっかりハンドメイド沼に足を取られてしまうのです。
リバティのカットクロスで作ったドレスがこちら。
参考にしたのは「とっておきのドール・コーディネイト・レシピ ていねいにつくる男の子と女の子のよそゆき服」関口妙子(グラフィック社)。
そして、服が増えたら中身も増やしたくなるのが人情というもの。
この頃、リカちゃんフレンド(パレットF)、ジェニー、ジェニーフレンド(シオン、キサラ)さらにはmomokoドールまで購入。
もうこれ以上は買わないぞ! お財布チャック! もう絶対買わないぞ!
2022年頃:お人形たちと人知れず遊びまくる
ひとしきりお洋服を作ってみると、着物が気になってきます。
百均の布の浴衣からスタートし、絹やちりめんのハギレで振袖なんかも作っちゃいます
ホラ着物って形はみんな一緒だから、ステキな布使えば、ステキにならないわけないし!。
人間のリサイクル着物ハギレで作ったお人形の着物がこちら。
参考にしたのは「リカちゃんのおしゃれ着物」(日本ヴォーグ社)。
2023年~:応用編に突入?
慣れてくると、作ってみたい服を、既存の型紙を組み合せて作ったりしました。
正直なところ自分自身がおしゃれじゃないから、キラキラしたリアルクローズより、歴史漫画で親しんできたドレスとかのほうが親しみがあったりして…。
ロココ時代のローブ・ア・ラ・フランセーズ風のドレスがこちら。
参考にしたのは「世界服飾史の全てがわかる本」(ナツメ社)。
あー、お人形遊び楽しいー!
雑だろうが下手くそだろうがセンスなかろうが人に迷惑かけるわけじゃなし、楽しいー!
家族の誰からも関心を示されず完全スルー状態だけど、ひとり遊び楽しいー!
コロナの巣ごもり期間をともにすごしてくれたリカちゃんたち、ありがとう。
ストレスを緩和してくれてありがとう。
ふぶさんに趣味をふやしてくれてありがとう。
ここ数年でお人形も服もずいぶん増えたので、一部は知り合いにあげたりしました。
しかしまあせっかくなので、劣化したり捨てたりする前に記録しておこうと思ったわけです。
ふブログの「お人形だいすき」カテゴリには、これまでとこれからのお人形あそびを発信していくつもりです。
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