こんにちは。ふぶさんです。
ふぶさんはバラが大好き。
毎年、バラの季節には伊豆の河津バガテル公園に行っています。
有名どころだと混雑するバラ園もありますが、ここは比較的ゆったり過ごすことができます。伊豆の海岸をドライブし、金目鯛の煮つけを食べ、温泉でつるつるになって見るバラ最高。
今年は、リカちゃん連れて写真を撮ってみようかな、と思い立ちました。
まだ人前でお人形を出すのはためらいがあるので、コソコソっと…。
河津バガテル公園
河津バガテル公園は、伊豆半島の河津町にあります。フランスのパリ・バガテル公園をそのまま再現した幾何学模様が特徴のローズガーデンには、1100品種6000株のバラが植栽されています。
フランスの街角に続くエントランスには、手作り感ある「春バラまつり」の立看板が。
18世紀フランスの街角をイメージしたフランス広場。カフェやバラ関連グッズのショップもあります。この日はゴールデンウィーク明けの平日だったので、人もまばら。
入場料を払ってローズガーデンに入ると、そこは別世界。フランス式の幾何学庭園にバラがこれでもかと咲きまくっています。例年の春バラのピークは5月中旬くらいからですが、今年は早めでもうすでにちょっと開きすぎかな…ってぐらいでした。
今日連れてきたのは、この青いバラ模様のドレスを着た銀髪リカちゃん。
ボンジュール。
日差しが強いので、帽子もかぶりましょう。
さて、どこで撮影しましょうかね。
プチ・トリアノン
西洋のお城みたいな多目的施設の前で咲くピンクのバラは「プチ・トリアノン」(メイアン 2006年作出)。マリー・アントワネットが愛し、ポリニャック夫人らお気に入りとともに公務そっちのけでひきこもった宮殿の名前ですね。この景色で撮影に来るコスプレイヤーさんとかもいるそう。
伊豆の踊子
伊豆の明るい陽射しそのものの黄色いバラ「伊豆の踊子」(メイアン 2001年作出)。
バガテル公園を代表するバラのひとつですね。バガテル公園にはその名も「クイーン・バガテル」という、強いオレンジ色のバラもあるのですが、この日は残念ながら咲いていませんでした。
ピエール・ドゥ・ロンサール
ガーデナーに大人気、強健で多花性の「ピエール・ドゥ・ロンサール」(メイアン 1985年作出)。
名前の由来はバラの詩を詠んだ盲目の詩人から。
クリムゾン・グローリー
名花「クリムゾン・グローリー」(コルデス 1935年作出)。古の漫画オタクなら素通りできない、「ポーの一族」でマティアスが温室で育てていたバラ。
フェルゼン伯爵
古のマンガといえば、紫のバラ「フェルゼン伯爵」(メイアン 2009年作出)を発見。
ベルばらの登場人物にちなんだバラのシリーズのひとつですね。ベルばらシリーズには、赤い「ベルサイユのばら」、白の「オスカル・フランソワ」、濃ピンクの「王妃アントワネット」、黄色の「アンドレ・グランディエ」、ピンクの「ロザリー・ラ・モリエール」などがあったはずですが、この日はフェルゼンしか見かけませんでした。
明るい日の光の下で撮ったのでピンクが強く見えますが、青紫のバラです。
青いバラといえば、サントリーが遺伝子組み換えで開発した青バラが有名ですが…アレ、やっぱ純粋な青ではなくて紫ですよねえ。いやサントリーの技術はスゴイんでしょうけど。
サントリー以前にも「青バラ」に分類される品種はたくさんありましたが、ただでさえ病虫害に弱いバラの中でもひときわ弱い、と言われていました。とはいえ、一般の庭でも十分育てられるよう改良された品種も普及しています。
よし、青いバラ柄のドレスのリカちゃんに、バガテル公園の青バラを紹介してもらいましょう!
ブルー・ムーン
ブルー・ムーン(タンタウ 1964年作出)。
青系バラの中では古い品種で、青系バラの弱点である樹勢の弱さを改良した名花。
シャルル・ド・ゴール
シャルル・ド・ゴール(メイアン 1974年作出)。
こんな華麗な花の名前に、おっさん(フランス大統領)の名前をつけるとか。
マダム・ヴィオレ
マダム・ヴィオレ(寺西菊雄 1981年作出)。
バラの名前でマダムなんとかというのはよくありますねえ。それはなんかわかる。
ブルー・ボーイ
ブルー・ボーイ(インタープランツ 2000年作出)。
ここら辺からは21世紀になってからの作出。耐病性が上がって花つきもよい品種群。
ライラック・ビューティー
ライラック・ビューティー(メイアン 2005年作出)。
シトラスの香り。
ノヴァーリス
ノヴァーリス (コルデス 2010年作出)。
樹勢が強く耐病性もとても強い、青バラ最強の育てやすい品種と言われることも。
青いバラの花言葉は、以前は「不可能」、サントリー以降「夢かなう」になったそうですが、純粋な青バラは永遠に不可能のままでいいのかもね。
リカちゃんお疲れ様でした。
また行きましょうね!
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