葬儀を終えたら、早々に役所等へ行って諸々の手続きを行う必要があります。
いきなり立ちはだかる縦割り行政
こんにちは、ふぶさんです。
父が病院から戻ってきたその日、葬儀社の人から、市役所からの「喪主様へお渡しください <死亡後の手続きに関する書類在中>」という灰色の封筒を渡されていました。
役所の手続きは葬儀を終えたらでいいですよ、とのことでしたが、今やまさに対応する時。
あらためて封筒の中身をよく見てみると、入っていたのは以下のとおり。
なんですかこの縦割り行政。
それに相続登記とか法定相続情報証明制度ってナニソレ。
自分で調べるか、専門家に依頼しろということか。
これは…かなり手ごわいぞ。
市役所で手続き
気を取り直して、A市の「死亡時の主な手続き」に載っている各項目を確認。
故人の加入していた保険や年金の制度、家族構成などにより、一人ひとり手続きが違うので、うちの場合で必要そうな項目をチェック。
「手続きに順番はありません」とあるけれど、死亡時から10日以内とか14日以内とか期限のあるものがあるから優先的に実施。
また父は母と2人世帯でしたので、母に関する手続きも必要になります。
うちの場合で該当しそうなものは…と。
死亡届を出しても、健康保険や年金など行政サービスがストップされるわけではなく、ひとつひとつやめる手続きをとっていくってわけね…。
あとは、葬祭費や死亡一時金などが出るので、それををもらう手続きとか。
しかも同じ役所内なのに、それぞれ窓口が違い、問合せの電話番号も違います。
言いたいことはいろいろ湧き上がってきますが、ぐっとこらえて1件1件電話し、必要書類等を確認。
大概どの窓口でも、まず身分を証明するものの提示は求められます。
ふぶさんはマイナンバーカードや運転免許証があるのでどちらか1つでこと足りますが、母はどちらもないので不便。
これを機に、母のマイナンバーカードとマイナポイントの申請手続きもしました。
また、父が亡くなったことを証明するものとして死亡届のコピーのほか、葬儀の時の「会葬礼状」が使えるケースもありました。
手続きに必要な書類や印鑑等を持って、母とともに市役所へ。
母も父が亡くなって気落ちはしていますが、体は元気なので、気晴らしをかねて一緒にお出かけです。
役所の各窓口では、自分の担当業務だけを淡々とやる人もいれば、親切に手続きの順番などアドバイスしてくれる人もいました。
父は国民年金のほかに厚生年金にも加入しており、国民年金の手続きは市役所で行うけど、厚生年金の手続きは年金事務所に行く必要があるとのこと。
「年金加入者・受給者の死亡に伴うお手続きについて」の案内には「年金事務所へ電話等で手続きに必要な書類をご確認ください」とあるので、市役所の中から携帯で年金事務所に電話。
すると戸籍等も持参する必要があるとのことで、戸籍係の窓口へ行って戸籍等を取得。
市役所にいるうちに年金事務所へ確認の電話してよかった~。
また戸籍を取りに戻る羽目になっていた。
しかし、この時点で、ある程度は何回か足を運ぶことになるのも覚悟しました。
年金事務所で手続き
そして母と二人で市役所からタクシーで年金事務所へ移動。
国民年金各種請求(遺族基礎年金裁定請求、死亡一時金、年金未支給請求など)の手続きを市役所で行ったのと同様に、年金事務所では、厚生年金の各種請求(遺族基礎年金裁定請求、死亡一時金、年金未支給請求など)の手続きを行いました。
その後しばらくして、この日に手続きした葬祭費、死亡一時金、未支給年金などは、それぞれ指定した口座に無事振り込まれ、個々に手続完了のハガキや封書が届きました。
いろいろ手続きするので、手続完了のハガキや封書が届くころには、これ何だったっけ? と記憶もあいまいになってる始末。
次回へ続きます。
※本記事では、固有名称は伏せつつ、できるだけ正確な記載に努めていますが、時期や地域等で事情は異なります。あくまでも一個人の事例と認識ください。
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